私の顔は足の裏ではありません! ???
「きくち体操」は自分の体に意識を向けて動かします。
その時、目をあけて、動かしているところを目で見て確認します。
目をつぶって動かしたり、他を見て動かすと、
動かせているような感じがするだけで
実際はきちんと動かせていないからです。
先日、授業中の出来事です。
足首回しをしている時、
「きちんと、どの角度もめいっぱい回せているか
ちゃんと見てくださいね」
「自分の足首を見てくださ~い」
とインストラクターが何度言っても、
ニコニコしてインストラクターの顔ばかり見ている方がいらっしゃいました。
ご本人は、自分のことだと気づかれていないようでした。
まだ始めたばかりの生徒さんの場合、
自分を見ることより、他の人を見てしまうようです。
時には長く続けていらっしゃる生徒さんでも、
自分の足首ではなく、
あらぬ方を見て足首回しをされる方が残念ながらいらっしゃいます。
「今晩のおかずでも考えているのかしら・・・?」
「体に意識を向けて動かして、自分自身と向き合う」
実はこれが本当に難しいのです。
これまで生きてきて、
そういう意識の使い方をしてきたことがないからです。
足の指をしっかりと動かしたり、
土ふまずやかかと、足の裏をしっかり触ったりする時も
やっぱり、インストラクターの顔を見ている方がいらっしゃいます。
インストラクターは、思わず
「私の顔は足の裏ではありませんよ!!!」
と言ってしまったそうです。
思い当たる方、いらっしゃいませんか?!